腕に横向きにできた切創(リストカット)や、円くいくつも連なっていたりするやけど跡(根性焼き、もくいん)は独特な傷跡だからでしょうか、なぜか一目でわかります。また両方ともほとんどが腕にあり、特に肘下など多く、とても目立つような場所に見られます。
そして2つに共通することは、故意に付けた傷ということです。このメッセージ性の強い傷跡が、ネガティヴな印象を与えます。
傷を消すことはできませんが、その形を変えることで、ネガティヴな感覚を想起させないことがこの治療の本当の目的なのです。
● 他院で勧められた治療内容が最善なのか判断がつかない
● とにかく消すことを急ぐ
● 言い訳ができるような傷跡にしてほしい
などは、形成外科専門医の在籍する あざみ野駅前形成外科 に是非ご相談していただければと思います。
治療の種類
治療は切除が第一選択です。単純に細い傷にする場合と、傷が長くなってもできあがる傷の向きを工夫することで、ぼかし効果をねらった方法(Z形成術、W形成術など)があります。
線の傷に
複数ある横向きの傷あとを一塊に切除し、傷跡の向きが縦方向になるように縫合していく
ジグザグな傷に
傷跡が連なっているもので、傷跡だけをなるべく取るように(正常な皮膚はなるべく取らないように)デザインすることで、ジグザグの傷跡にしていきます。W形成術と言われ、効率よく傷跡がとれ、張力を分散することで、皮膚の負担も軽減でき、人工的な傷跡は、何かの手術後にも見えます。
コの字の傷に
横向きの傷が不規則に無数にある傷跡も、いくつかの長方形や台形に形どれる見え方をすることがあります。そこで、最終的にカクカクした傷跡になるように、アドバンスフラップと呼ばれるテクニックを連続して行うことで、横方向にいくつもある傷跡も、傷跡だけを効率よく取ることができます。こちらも人工的な傷跡になり、何かの手術後にも見えます。
植皮
確実に広い範囲の傷を他の傷跡にリセットできます。傷跡全ての範囲に植被するわけではなく、ある程度切除した部分を縫い合わせる、または縫い寄せることで、皮膚の足りない部分を少しでも減らした上で、植皮を行っていきます。
広範囲にリストカットの傷跡があり、どうしても消すことを急ぐといった場合は、植皮はとても良い方法です。一旦は植皮をして傷をごまかし、後々時間をかけて植皮部分を縫い縮めて、すっきりとした傷跡に直していくこともできます。
手首にあるリストカットの跡を同じ向きの細いきれいな傷跡にしても意味がないでしょう。逆に、無数にあるリストカットの跡を一塊に大きくとり、手術痕みたいな傷になると、多少カット痕が取りきれていなくても、大きな意味があるはずです。
あざみ野駅前形成外科(センター南形成外科皮フ科)では、一長一短ある色々な治療法を駆使して、長期的な納得のいく結果を求めていきます。
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治療中に2院を行き来することも可能です。
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